古くても飲める?ワインの賞味期限について

ワインに賞味期限はある?

ワインは瓶の前と後ろの両面にラベルが貼られているものが多く流通しています。そこにはそのワインの様々な情報が盛り込まれていますが、どこを見ても賞味期限は書かれていません。理由は単純で、ワインには賞味期限というものが存在していないためです。

ワインはさほどアルコール度数が高くはありませんが、基本的には熟成させることで美味しさを引き出すタイプのお酒となっています。熟成タイプのお酒は何年も寝かせることで風味が豊かに、あるいはまろやかになるので、賞味期限が明確に設定されていないのです。

銘柄によっては100年ほどの熟成にも耐えうるワインもあります。美味しく飲めるかどうかは別として、そのくらいの年月寝かせておいても問題なく飲めるのがワインというお酒なのです。

賞味期限はなくても飲み頃はある

賞味期限はありませんが、ワインには飲み頃があります。飲み頃を逃してしまっても腐って飲めなくなることはないものの、そのワインを最高の状態で楽しむことはできなくなってしまうでしょう。

ほとんどのワインは、出荷された瞬間が飲み頃だと思っておいてください。ワイナリーでは出荷前に数年程度熟成させています。これは最高の状態に仕上げてから流通させるためです。

樽内で熟成するものや瓶内で熟成させるものなど様々ですが、お店に並んだ瞬間がベストな飲み頃であることは間違いありません。この飲み頃は赤ワインで3年ほど、白ワインで2年ほど続きます。この間に飲めば、美味しい状態で口にすることができるでしょう。

しかし中には、出荷されてからある程度の期間寝かせた方が美味しく飲めるタイプのものもあります。

  • 渋みや酸味が強いもの
  • ブドウの収穫年が15年以上前のオールドヴィンテージのもの
  • 2万円以上の高級ワイン

あくまでも目安ですが、これらに当てはまるものは20年前後寝かせた方が風味が落ち着き美味しくなるとされています。15〜30年ほど経った頃が飲み頃と言えるでしょう。

飲み頃が過ぎたワインはどうする?

もしベストな飲み時を逃してしまったら、そのワインを別の方法で活用してみましょう。飲み頃を逃しても飲むことはできますが、飲む以外の方法を試した方が有効活用できるかもしれません。
まずおすすめするのが、料理酒としてワインを使う方法です。ワインでお肉を煮込むと柔らかくなります。また、デミグラスソースなどに入れれば旨味が増すでしょう。白ワインであれば魚介類をフランベするのにも使えますし、白ワイン蒸しなどにも活用することができます。

ワインに果物などを漬けてサングリアを作る活用方法もおすすめです。多少風味が落ちたワインでも、オレンジやレモン、りんごなどを入れ半日から1日程度寝かせれば、フルーツの味と香りがワインに移り美味しいサングリアが出来上がります。

最近では美容や健康に効果があるとしてワイン風呂も注目されているので、入浴剤として湯船に入れる方法を試してみるのもいいかもしれません。入れ過ぎには注意したいところですが、ワイン好きであればリラックス効果も感じられるでしょう。

まとめ

  • ワインには賞味期限が定められておらず、中には数十年や100年の熟成に耐えるワインもあります
  • 賞味期限こそありませんが、ワインはタイプや銘柄ごとに飲み頃があります
  • 軽めの安いワインは出荷時が飲み頃で、渋みや酸味が強い高級ワインは20年前後寝かせると飲み頃となるでしょう
  • 飲み頃が過ぎてしまったワインは料理酒としての活用や、サングリアやワイン風呂といった活用方法もおすすめです

いずれにせよ、お酒は楽しく美味しく飲みたいですよね。お酒の保存方法のまとめも書きましたので、ぜひチェックしてみてください。